金(ゴールド)投資の取引方法の種類とメリットとデメリット

最終更新日 2023年9月21日

投資

1.ゴールドリンクによる金投資の解説

金(ゴールド)は古代から現代に至るまで多くの人が高い価値を認める物のひとつです。
取引価格は常に変化しているので、値上がりによる利ザヤを得ることが可能です。

そのため投資の対象として取引に参加することができます。
金投資にはいくつかの種類があり、取引単位や保管方法・リスクなどの点で違いがあります。

昔から用いられている手法は、ゴールドバーやコインなどの現物を購入して自分で保管する方法です。
現在でも100gかそれ以上のゴールドバー(現物)を購入して、自宅で保管する人も少なくありません。

2.ゴールドバーやコインなどを自宅で保管する最大のメリットは?

ゴールドバーやコインなどを自宅で保管する最大のメリットは、特定の会社や組織に対する信用リスクが無いことです。
自宅でゴールドバーを保管しても物(素材)としての価値は変わりませんし、他人を信用する必要もありません。

現物を自宅で保管する方法は、他人を信用することができない方に一番おすすめです。
現物を手元に置いておけば床の間に飾って毎日鑑賞したり、信仰の対象として拝むために活用することも可能です。

必要であれば買取サービスを利用して日本円と交換したり、海外でも米ドルや現地通貨と交換することができるというメリットもあるとゴールドリンクは解説しています。

3.現物を自宅で保管する場合のデメリットは?

ゴールドバーやコインなどの現物を自宅で保管する場合にはデメリットも存在します。
最大のデメリットは、盗難や自然災害などで資産が失われてしまうリスクがあることです。

自宅が空き巣に入られて盗まれたり、大規模な水害や津波などが発生して自宅と一緒に流されてしまう恐れがあります。
盗難リスクを避けるために、販売会社の保管サービスを利用する方法もあります。

保管サービスを利用するためには一定の保管料を支払わなければなりませんが、自宅で保管するよりも安全です。

女性の方であればゴールドバーやコイン以外にも、ジュエリーを購入して使用する方法もあります。
指輪やネックレスなどの宝飾品であれば、身に着けることで装飾品として身を飾るために利用することができます。

ジュエリーにも盗難のリスクがありますが、指輪であれば入浴中や就寝中も含めて常に身に着けておくことが可能です。

4.ETFであれば少額(数千円程度)で売買取引が可能

ゴールドバーやコインなどの現物を入手せずに金取引に参加して利益を得たり、長期間にわたり低コストで自分の財産を保管する方法もあります。

上場投資信託(ETF)やペーパーゴールドと呼ばれる方法で取引を利用すると、有価証券や銀行預金の形で資産を低コストかつ安全に保管しておくことができます。

有価証券取引を利用すると証券会社の口座で資産を安全に保管することができますし、口座維持手数料が無料の証券会社を利用すればコストをかけずに長期保存が可能です。

ETFであれば少額(数千円程度)で売買取引ができますし、ネット証券会社を利用すれば取引手数料が非常に安いので少額投資が可能です。

NISA・ジュニアNISAの制度を活用すれば、売買によって得られる利益は課税されません。
NISAを利用しなくても、証券取引は申告分離課税が適用されるので税率が低くて済みます。

5.証券会社を利用するデメリットは?

証券会社などを利用すると少額取引が可能で税率が低く、保管コストがほとんどかからないというメリットがあります。
これに対して証券会社を利用するデメリットは、証券会社やETFの運用会社が破綻するリスクが存在することです。

もしも証券会社の経営が破綻して倒産したとしても、顧客が預けた資産は保護される制度があります。
それでも証券会社が倒産すると一定期間にわたり取引をしたり口座から資産の引き出しが制限されることがあり、顧客は不利益を被ります。

これに加えて証券口座や銀行などに資産を保管すると、国税当局などが個人の資産状況を自由に知ることができるというデメリットも存在します。

少量の地金やジュエリーであれば他人に知られないような状態で隠しておくことが可能ですが、証券口座や銀行などのサービスを利用すると司法機関や行政機関から自分の資産が差し押さえられたり、没収されてしまうリスクが高くなります。

6.証券口座間で所有権を移転する際は手続きが煩雑

証券口座に保管してある有価証券は名義変更が可能ですが、証券口座間で所有権を移転する際は手続きが煩雑である上に税務署から「お尋ね」が来る場合があります。

有価証券は子供やその他の家族などに資産を譲渡するのに不便であるというデメリットもあります。

有価証券や銀行のペーパーゴールドのサービスは名義人が売却して法定通貨と交換する事を前提としているので、家族に遺産を残すなどの方法で保管をする場合には不向きです。

これに対してゴールドバー・コイン・ジュエリーなどの現物の状態であれば簡単に所有権を移転して他人に譲渡することが可能で、子どもや孫に資産を残す方法としても活用することができます。

金投資に参加する場合には複数の方法を選ぶことができますが、種類ごとに一長一短があります。
取引額ごとに最適な方法は異なるので、自分の投資スタイルや目的に合わせて適切な方法を選ぶことが大切です。

出典元:ゴールドリンク 金